西日本トップクラス!QTnet 福岡第3データセンターの強みとおすすめサービス

西日本トップクラス!QTnet 福岡第3データセンターの強みとおすすめサービス

1. QTnet 福岡第3データセンター(QD3)の強み

2019年9月にオープンした「QTnet 福岡第3データセンター(以下QD3)」。QTnet データセンターの中でも最大の1,400ラック収容可能なスペースを誇り、福岡市都心部から数分という交通アクセス至便な地にあるデータセンターだ。

QD3の強みは、以下の3点となっている。

  • JDCCファシリティスタンダードティア4相当!信頼性の高いファシリティ
  • 主要都市からのアクセス抜群
  • 24時間365日専門スタッフによるサポート体制

それぞれの強みについて、順番に見ていこう。

1.1. JDCCファシリティスタンダードティア4相当!信頼性の高いファシリティ

QD3は、特定非営利活動法人日本データセンター協会(以降JDCC)が日本国内向けに定めたデータセンター規格の最上位クラスであるJDCCファシリティスタンダードティア4相当のクオリティを確保し、災害時も継続運用を可能とする信頼性の高いファシリティを実現。

想定されるさまざまな災害にも通常運用を続けられるよう、ハード面では以下のような設備を備えている。

  • 地震に強い建物免震構造
  • 電気設備の冗長化
  • 複数の通信設備
  • 非常用発電機によるバックアップ
  • 重要設備は建物の2階以上に設置

建物は、震度7クラスの地震に見舞われても被害を最小限に食い止める免震構造。万が一電気設備や通信設備に被害があっても、データセンターの運用が継続できるように設備を冗長化していることで、信頼性の高いファシリティを実現している。

1.2. 主要都市からのアクセス抜群

主要都市からのアクセス抜群
博多駅

立地条件の良さも、QD3を選ぶメリットのひとつ。福岡は、東京・大阪・名古屋といった主要都市より短時間でアクセスが可能だ。また、福岡空港は市街地へのアクセスが大変便利な空港で、JR博多駅へも地下鉄に乗ればわずか5分で到着する。福岡に到着してからQTnet データセンター各拠点まで、快適かつスムーズな移動が可能だ。

1.3. 24時間365日専門スタッフによるサポート体制

QD3には24時間365日常に専門のスタッフが常駐しており、万全のサポート体制を敷いている。有人監視により、問題が発生した場合にもより早いタイミングで対策可能だ。

2. QD3の活用方法

災害に強く、立地条件も魅力的なQD3。おすすめの活用方法を紹介しよう。

2.1. 各支社のサーバーを集約してコスト削減

自社サーバーを各支社ごとに抱えている企業は、サーバーをデータセンターに集約することで、コスト削減が可能となる。

自社でシステムを持つ企業は、本社だけでなく各支社にも自社サーバーを多く抱えているもの。このような状態では、各支社ごとに安全性やセキュリティ管理をするのに手間もコストもかかってしまう。かといって、本社など一ヵ所にサーバーを集約すると災害リスクが分散できず、これはこれで問題だ。

コストの問題も災害リスクも、自社サーバーをデータセンターに集約することで解決可能。メンテナンスやセキュリティ管理も1ヵ所で行うことでコストを削減。その一方で、一般企業では実現が難しい高レベルのファシリティで自社サーバーを守り、災害リスクにも対応できる。

2.2. BCP/DR対策でDRサイト構築

データセンター内に災害復旧用のサイト(以降DRサイトと呼ぶ)を構築することも、おすすめの利用方法の1つとなっている。

災害に見舞われても事業を継続できるような体制を整える対策のことを、BCP/DR対策(事業継続計画/災害復旧対策)と呼ぶ。BCP対策は広義の事業継続計画対策、DR対策は災害復旧に絞った対策のことだ。

自社サーバーのデータを外部ストレージへ定期的に(例えば毎日)バックアップする方法は比較的コストが抑えられるものの、データは直前のバックアップまでさかのぼる必要があり、システムの復旧には時間がかかってしまう。

一方、DRサイトを構築してホットスタンバイ状態にすると、データの復旧もシステムの復旧も非常に早くなり、早期の段階で事業の継続も可能となる。DRサイトがデータセンターにあれば、一般の建物よりもサーバーが災害により破損する可能性が低くなり安心だ。

2.3. オンプレミスとパブリッククラウドの長所を兼ね備えた活用方法

「自社システムのカスタマイズ性を保ちつつ柔軟な拡張性も欲しい」、「従量課金制で使った分だけ支払うようにしたい」場合なども、QTnet データセンターを活用することで実現可能。

オンプレミスでのサーバー構築は高いセキュリティとカスタマイズ性が魅力だが、システム導入の初期費用は大きくかかり、スケーラビリティはあまり高くないのが難点。パブリッククラウドは、手軽に導入できてスケーラビリティの高い点が魅力でセキュリティも高くなってきているものの、カスタマイズ性が限定的な点が気になる。

QTnet データセンターでは、パブリッククラウドのように必要な分だけITリソースを従量課金制で使用しつつ、オンプレミス型のサービスを提供することで、オンプレミスとパブリッククラウドの利点を兼ね備えたサービスの提供を実現している。

2.4. QD3のおすすめサービス

QD3のおすすめサービス

2.5. サーバー集約&コスト削減におすすめのサービス

サーバー集約&コスト削減におすすめのサービスは以下の通り。

  • ハウジングサービス
  • コロケーションサービス
  • マネージドサービス

民間企業(静岡県)の事例では、ハウジングサービス(標準ラック)によりサーバー集約&コスト削減の実現に成功。

本社及び各拠点ごとにバックアップしていた各種業務データを、QTnet データセンターに設置したバックアップ用設備で一括保存する体制に変更。その結果、災害時の事業継続に対する安心感が高まるとともに、バックアップデータ取得の経費や人件費の節約が実現できた。

また、金融系大手(東京)の事例では広域災害に備えたDRサイト構築を、東京から十分距離の離れた福岡の地に構築した。

QTnet データセンターは、金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準である「FISC安全対策基準」にも対応できる、高いレベルのファシリティを提供している。これが選ばれた理由の1つ。

DRサイト構築用に選ばれた利用サービスは、サーバールームの一部をケージ(金網)などで区切り、専用スペースとして利用するコロケーションサービスだ。専用ラックの持ち込みも可能、19インチラックをデータセンター側で用意することも可能。東京と福岡のデータセンター間は、専用の高速回線を使い高速でデータ同期を行えるよう整備し、結果として、10年以上安定稼働を実現している。

2.6. 東京とデータセンターを専用線でつなぐサービス

  • QT PRO ロケーションフリーサービス(QLFサービス)
東京とデータセンターをつなぐQLFサービス

QLFサービスは、東京と福岡のデータセンターを専用線でつなぐ、高速かつ大容量のネットワークサービスだ。閉域網を使用するためセキュリティも高く、さらに、オプションで東京データセンターのアクセスポイントから大手パブリッククラウドへの接続も可能となっている。

QT PROデータセンターサービスに関連する各種資料は下記より請求してほしい。

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