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QT PRO 公式blog

データセンター選びのポイント
~データセンター選びはマイホーム選びに似ている?大切な情報システムが安心して暮らせる環境に~【QTnet データセンターテクニカルレポート Vol.2】

2017年12月05日

データセンターはどこも似たように見えます。何か違いはありますか?
違いがあるとしたら、何を比較すればよいでしょうか?
いまや、私たちの生活は情報システムなくしては成り立ちません。そして、その情報システムを支えているのがデータセンターです。 いま、本記事をご覧になっている読者の中にも、社内に抱えている情報システムをデータセンターに預けることを検討されている方がいるかもしれません。ところが、いざデータセンターを選ぼうとすると、どこも同じに見えてしまって「だったら値段の安い方を選ぼう…」となりがちなのも事実。しかし、本当にそれで大丈夫でしょうか? ここでは、そうならないためのデータセンター選びのポイントをご紹介します。

Point1 データセンター(マイホーム)に求める条件は?

データセンター選びは「マイホーム選び」に似ています。データセンターには、大切な情報システムを預けることになります。しかも、いったん預けたら、データセンターとは長い付き合いになります。それは、個人で当てはめると「マイホーム選び」と同じくらい重要で長期間にわたる関係です。 では、データセンターに求める条件とは? 以下に主なポイントを挙げてみました。



データセンターが建設されている土地は地震に強いでしょうか。あるいは、水害や火災、津波どの自然災害に対してはどうでしょうか。
建物は頑丈でしょうか。 土地はしっかりしていても、建物が古かったり耐震性能が低かったりすると、安心して利用することはできません。
停電でシステムが止まるようでは、データセンターを利用する意味はありません。非常用発電機の電源が冗長化されているかどうかは重要なポイントです。
システムの安定稼働の為には、適切な温度の空気を機器の吸気口に届ける必要があります。空調設備は工夫されているでしょうか。機器の設置や配線は、空気の流れを考慮しているでしょうか。
サーバーやストレージは非常に重く、データセンターの床には、相応の頑丈さが求められます。高密度なブレードサーバーや大容量ストレージを設置する時には、ラック自体の最大積載量とともに、データセンターの床荷重も確認のポイントです。
建物やサーバールームの入退室管理、監視カメラによる管理など、セキュリティは万全でしょうか。
通信回線は十分な帯域が確保されているのはもちろん、万が一に備えて回線契約が冗長化されていること、物理的回線ルートが異経路であることも重要なポイントです。
障害時だけでなく、ちょっと気になることがあっても、気軽に問合せできるでしょうか。24時間365日、サポートは受けられるでしょうか。
サーバーやストレージなどを運んだり、現地での作業やトラブル対応が必要なとき、交通アクセスは便利でしょうか。
提供される機能・サービスとコストは見合っているでしょうか。

Point2 都市型と郊外型のデータセンターは何が違う

現在のデータセンターは、大きく「都市型」と「郊外型」の2種類に分かれます。そのどちらにするかもデータセンター選びの重要なポイントです。まずは都市型/郊外型を決めてから、先に挙げた条件を詳細に検討してもよいでしょう。都市型と郊外型とは、文字どおり都市部にあるのか都市から離れた郊外にあるのかの違いです。両者には、一般的に次のような違いがあります。  
都市型データセンター
● 交通アクセスが良いので、主要ベンダーやSIerも近くにいて構築時や保守時に駆けつけやすい。
● 滞在中には、宿泊施設や飲食店が充実しており過ごしやすい。
● マルチキャリアかつ高速大容量の通信回線が確保しやすい。
● データセンター自体が満床になった際には、さらなる拡張が難しい。
 
郊外型データセンター
● 広大な土地が確保しやすいため、データセンター施設の拡張性がある。
● データセンター専用として建てられたビルが比較的多い。
● 選択できる通信回線事業者に限りがあり、高速・大容量の回線確保に時間を要す。
  このように「都市型」と「郊外型」には、いくつかの違いがあります。したがって、どちらを選ぶかは、都市型と郊外型のメリット/デメリットとともに、データセンター にどのような情報システムを預けて、そのシステムをどのような運用していくかも含めて、総合的に判断する必要があります。
たとえば、けっして停止することが許されない、基幹系システムやECサイトなどを運用するなら、電源・通信回線が確保しやすく、トラブル時にもすぐに駆けつけ対応が可能な「都市型」が向いているでしょう。バックアップが主な用途のシステムであれば、「郊外型」の選定も良いでしょう。
また、首都圏の企業にとっては、地方都市のデータセンターも魅力的です。地方の中核都市であれば、交通アクセスが良く、周辺環境も整っています。首都圏に比べてデータセンター専用ビル建設用の土地確保がしやすく、「都市型」と「郊外型」の両方のメリットを享受できるからです。
BCP/DR(事業継続計画/災害復旧)の観点からも、地方都市のデータセンターは、有効な選択肢のひとつです。

まとめ マイホーム選びと同じく、データセンター選びには、十分な比較・検討を!

いかがでしょうか? データセンター選びにも、重要なチェックポイントがあることがおわかりいただけたでしょうか。少なくとも、データセンターを選ぶときは、ここで挙げたポイントについては慎重に比較・検討することをおすすめします。 くれぐれも「どこも同じに見えるから安い方を選ぼう…」とならないようにご注意ください。なんといっても、企業にとって、データセンター選びはマイホーム選びと同じくらい重要な決断なのです。

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