1. TOP
  2. QT PRO 公式blog
  3. 第15回 テレワークに必要なシステム、低コストでも実現可能?(森本さん×QTnet佐藤 対談 前篇)

QT PRO 公式blog

第15回 テレワークに必要なシステム、低コストでも実現可能?(森本さん×QTnet佐藤 対談 前篇)

2019年3月25日

本記事は2018年6月のメールマガジン配信記事です。

さて、前回は「テレワークで生まれる新たなビジネスチャンスとは?」についてお送りいたしました。シェアオフィスやコワーキングスペース、在宅ワークなどテレワークが広がりを見せれば、環境整備に必要な机や椅子などの需要が増えること、空き店舗や、客足数の伸び悩むカラオケ店などをシェアオフィスに活用するという新しいビジネスが生まれていることを森本さんに話していただきました。
第15回  テレワークに必要なシステム、低コストでも実現可能?(森本さん×QTnet佐藤 対談 前篇)
テレワークの第一人者である森本さんが代表を務める「キャリアシフト」では、すでにテレワークが導入されています。それでは、キャリアシフトではどんなシステムやツールを使っているのでしょう。今回から2回にわたって、当社の営業部所属・佐藤と森本さんの対談でお送りします。テレワークにぴったりのシステムとはどういったものなのでしょうか。
それでは、お付き合いください。

≪目次≫

  1. 働き方改革の「柱」に位置づけられるテレワーク
  2. あえて「子育て中のママを雇用」新たな課題も見えた
  3. テレワークにとって理想的な「仮想デスクトップ」企業が低コストで導入するには?
  4. 1名からテレワークを始められる「理想的なプラン」とは

働き方改革の「柱」に位置づけられるテレワーク

政府が進めている「働き方改革」の内容は、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の実現など多岐にわたる。この中でテレワークは「時間や場所の制約にとらわれることなく働くことができるため、子育て、介護と仕事の両立の手段となり、多様な人材の能力発揮が可能となる」(「働き方改革実行計画」より)として、改革の柱のひとつに位置づけられている。

働き方改革の「柱」に位置づけられるテレワーク

そこで、テレワーク導入の第一人者、森本登志男さんとQTnet法人営業部営業推進グループ担当部長の佐藤功さんに、テレワークに必要なシステムやセキュリティ対策について語り合っていただいた。前編、後編の2回にわたり掲載する。

あえて「子育て中のママを雇用」新たな課題も見えた

QTnet佐藤:森本さんの会社「キャリアシフト」ではモバイルワークをどう活用していますか。

あえて「子育て中のママを雇用」新たな課題も見えた

森本:わが社のスタッフは東京に1名と福岡に4名いますが、在宅勤務することを前提にしています。私も東京の事務所に寄るのは週に1度ほどで残りは全国を飛び回っています。私からの指示もデジタル、スタッフから出来上がってくる成果もデジタルなので、どこにいても仕事ができる状態です。基本的にはファイル共有とFacebookのメッセンジャー、Web会議、この3つで仕事を終わらせていますね。あと勤怠管理は、グループウエアで何時から何時までどの仕事をしたかを私に申請してもらっています。

QTnet佐藤:事務所がいらないぐらいですね(笑)。

森本:わが社は、私が提唱するテレワークの「モデル」になっている側面もあります。私がいくら偉そうなことを言っても、実際には子育て中のお母さんにとってどういうことが大変なのか分からない。実際に雇用してみて、ニーズがいっぱい出てきました。自分たちがテレワークをやってみることで想像できますし、課題も見えてきました。ところで、佐藤さんの会社はどんな事業をやっているのでしょうか。

QTnet佐藤:QTnetは3本柱の事業があります。法人向けのデータ通信事業の「QT PRO」、個人向けデータ事業の「BBIQ」、最近始めた格安SIM事業の「QT mobile」です。テレワーク導入を考えていらっしゃる企業さまのお手伝いをしているのは「QT PRO」です。その営業活動を私たちの法人営業部が担当しています。

テレワークにとって理想的な「仮想デスクトップ」企業が低コストで導入するには?

森本:企業としてテレワークを導入するには、社内でできることと社外でできることを近づける、理想をいえば同じにすることが重要です。そうすることで会社に毎回戻る必要がなくなり、業務の効率化、ワークライフバランスが推進できます。社内外の環境を整えるには、ネットワークの基盤整備がどうしても必要になってきます。

テレワークにとって理想的な「仮想デスクトップ」企業が低コストで導入するには?

QTnet佐藤:総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」には基盤整備に6つのパターンが紹介されています。

  1. リモートデスクトップ方式
  2. 仮想デスクトップ方式
  3. クラウド型アプリ方式
  4. セキュアブラウザ方式
  5. アプリケーションラッピング方式
  6. 会社PCの持ち帰り方式

森本さんが佐賀県庁に導入したのは(2)仮想デスクトップ基盤(VDI)でしたね。

森本:そうです。しかし、VDIのネックは高コストなことですね。佐賀県庁でもコストを抑えるため適正なライセンス数を探るのに苦労した思い出があります。

QTnet佐藤:VDIは理想的な基盤システムで、わが社でも商品として取り扱っていますが、どうしてもコストがネックになるんです。中小規模の事業所さまでは導入に二の足を踏んでしまいます。そのために働き方改革、テレワークが進まないのはとても残念です。そこで弊社はリモートワーク安心パックとして「自社運用プラン」「お手軽クラウドプラン」の2つを用意しました。

1名からテレワークを始められる「理想的なプラン」とは

森本:どんなプランですか。

QTnet佐藤:「自社運用プラン」は総務省の6パターンのうち(5)アプリケーションラッピング方式に当たり「SGate」という商材を採用しています。モバイル端末にデータが残らない、低速のネットワークでも作業効率が落ちないのが特徴です。サーバーをお客さまが自前で設置・運用管理していただくのでVDIよりも安価です。マイナンバーを管理するシステムとして各官公庁にも導入実績があり、信頼性は高いといえます。

1名からテレワークを始められる「理想的なプラン」とは

「お手軽クラウドプラン」は(3)クラウド型アプリ方式に当たり、サーバーをクラウド上に置くことでさらにコストダウンができるシステムです。セキュリティーの肝になるサーバーを自社で運用する必要がなくなるので運用管理の手間が大幅に下がります。データが端末に残らない、低速ネットワークでも大丈夫というのは「自社運用プラン」と同じですが、最大の特徴は1名からでも利用できることなんです。

森本:1名から利用できるというのがいいですね。中小企業の場合、社員全員がテレワークを必要とするわけではありません。「あの部署の10人だけでいいんだけど」という企業にはふさわしいシステムです。また、社内に常にシステム技術部門があるわけではないでしょうから、システムをあまり気にしなくて済むのもいいですね。コストが安い、1名からでも始められるというのは「ちょっとテレワークをしてみようか」というときにはけっこう分かりやすく、日々行われている業務がイメージしやすいのではないでしょうか。社内稟議も通りやすいかも(笑)

QTnet佐藤:森本さんはこれまでの連載で、「テレワークは小さく始めて徐々に大きく展開していくスモールステップで進めましょう」と繰り返しアドバイスしてこられました。リモートワーク安心パックの「自社運用プラン」「お手軽クラウドプラン」はスモールステップにぴったりのシステムだと思います。テレワーク、働き方改革を実現するツールとして検討されてはいかがでしょうか。

あとがき

全国を飛び回り、東京の事務所には週に1度ほどしか戻らないという森本さん。必然的に「テレワーク」をせざるおえない状況のようです。同じように多忙を極めて働いている方も多いと思いますが、森本さんの会社が一味違うのは、社員もテレワークで働くことが前提だということ。あえて子育て中のお母さんを雇用してテレワークの課題を追求されています。こうした取り組みが、働く機会を求めている方々の雇用創出につながっていくのかもしれませんね。
第16回は「テレワークに必要なシステムについて森本さんとQTnet佐藤との対談 後編」をお送りします。
今回に続いて、当社、営業部の佐藤と森本さんの対談をお送りします。森本さんが代表を務める「キャリアシフト」で行っているテレワークをご紹介しながら、テレワークに必要な機器やシステムについて語ってもらいます。お楽しみに!


QTnetのサービスご紹介