【導入事例 無料公開中】
他局に先駆けてリモコンサーバーをクラウド化し、将来にわたって堅牢かつ柔軟な監視/制御環境を確立。
TNCが踏み出した「放送DX」への力強い一歩。

【導入事例 無料公開中】他局に先駆けてリモコンサーバーをクラウド化し、将来にわたって堅牢かつ柔軟な監視/制御環境を確立。TNCが踏み出した「放送DX」への力強い一歩。

フジテレビ系列の基幹局であるテレビ西日本(以下TNC)は、福岡県下で多彩な放送事業を展開する九州を代表する放送局。番組制作はもちろんのこと、テレビとネットの融合にいち早く取り組むなど、ICTの活用についても業界最先端を走り続けている。

ICT技術を意欲的に取り入れる同社は『放送業界の「DX推進」をリードする』というコンセプトを掲げ、多様な施策にチャレンジしている。その先鞭をつけたのが、2021年10月に運用を開始した「統合型クラウドリモコン」。遠方監視制御装置のクラウド化を九州ではじめて実現したこのシステムは、同社の放送DX推進というスタンスを強く印象づけることとなったが、その背景には信頼できるパートナーの存在があった。

同社が選択したパートナーは、2社。全国の放送局に遠隔制御アプリケーションに実績を持つ「松栄電子研究所」と、九州のICTインフラ事業者として豊富なサービスを揃える「QTnet」だ。松栄電子研究所が構築するアプリケーションを、QTnetが提供するクラウド(IaaS)基盤及びネットワーク環境に実装する。地場企業として福岡のICTインフラ整備を推進するQTnetは、同じく福岡を拠点とするTNCにとって、本プロジェクトの推進のためには欠かせない存在であった。何より長年培ってきた、両社のビジネスパートナーとしての信頼関係が、本サービスのスムーズな導入に大きな役割を果たすことになった。

TNCは、「統合型クラウドリモコン」の技術を全国の放送業界全体に広げ、業界のDX促進をけん引していきたいと意気込みを語る。メタバースによる監視制御やリモートプロダクション(遠隔番組制作)など新たな技術も浸透しつつあるが、そのためにはマスター(主調整室)のクラウド化が急務。同社は、すでに次の一手を打つべく様々な検討に着手している。

TNCの視野は九州にとどまらず、放送業界全体を見据えている。本導入事例では、そんな同社の展望と、QTnetを選択した背景などを、より詳しくご紹介します。

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