目次
DX推進基盤の一環として
高度なセキュリティと
マルチなAIモデルを兼ね備えた
法人向けマルチ生成AIプラットフォーム
「QT-GenAI」を導入
ビジネスの課題を生成AIで解決!
QT-GenAI導入ガイド
九州の電力インフラを支える中核企業として、発電・小売の各領域でデジタル活用を進める九州電力(福岡県福岡市)。
近年ではDXおよびAI活用を将来に向けた重要な経営基盤と位置付け、全社的な情報基盤整備を進めている。
その一環として、2025年1月に法人向けマルチ生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」の検証を開始。
現在も検証と活用の両面から取り組みを継続している。膨大な機密情報を扱う電力会社にとって、情報漏洩リスクへの備えは極めて重要である。「QT-GenAI」の高度なセキュリティ機能が、導入判断の決め手となった。
『DX推進』と『生成AIの活用』が未来への2大テーマ
九州電力では、デジタル技術の活用を中長期的な最重要テーマのひとつと位置付け、2022年に設置したDX推進本部を中心に、全社的なDX推進とデータ利活用基盤の強化に取り組んでいる。
生成AIの活用もその一環であり、情報収集や技術動向の調査・把握を皮切りに、業務における実効性やリスクを慎重に見極めながら検討を進めてきた。
その中で特に重視したのが、セキュリティの堅牢性である。電力供給に関わるデータや個人情報など、膨大な機密情報を扱う公益企業である以上、セキュリティを最優先の検討事項とするのは当然の判断といえる。その観点を踏まえ、機能面・運用面での評価も高いQT-GenAIに着目し、2025年1月に約50アカウントでの検証を開始した。
情報漏洩リスク、社内データの取り扱いなど、多様な角度から検討を重ねた。その過程で、利用対象を経営層にも広げながら、現在は約140アカウント規模で活用を進めている。「QT-GenAIを選定した理由は、セキュリティ設計や国内事業者としての安心感に加え、当社の課題を理解したうえで柔軟に対応していただけるQTnetさんの伴走支援体制が決め手になりました」と話すのは、DX推進本部AI・データ推進グループの一員として、QT-GenAIに関わった浅田大輔氏。「活用に向けた検討に際しても、社内ルールとの整合性について当社のセキュリティ関連部署と検討を重ねながら進めました」(浅田氏)

テクニカルソリューション統括本部
DX推進本部
AIデータ推進グループ
浅田 大輔 氏
経営層向け勉強会が活用を後押し
プロポーザルで子細に検討を重ねて採択された「QT-GenAI」だけに、職員からの期待も大きく、導入直後に実施された研修会には想定を超える参加者が集まったという。DX・AI戦略室で庁内とQTnet 双方を繋ぐ役割を担う行德亜美氏が、笑顔で振り返る。

テクニカルソリューション統括本部
DX推進本部
DX戦略グループ
吉田 紗也花 氏
QT-GenAIの活用を後押ししたのが、参加対象を経営層に絞って実施された「AI/DX勉強会」だった。「社長をはじめ、各部門の本部長や支店長など、経営層の方々にQT-GenAIを実際に触って理解を深めていただき、さまざまなシーンで活用いただく狙いで企画しました」と話すのは、DX推進本部DX戦略グループでDX人材育成を担当する吉田紗也花氏。「勉強会は9月から12月まで計6回にわたって実施しました」(吉田氏)
同社には、経営層1人と若手社員2人がペアとなり、日ごろからデジタル活用についてフォローアップを行う「逆メンター制度」がある。この制度との関係で、勉強会に際して経営層だけでなくメンターの若手にもアカウントを提供し、約140アカウント規模で活用が進む契機となった。社内のAI技術全般をリードする黒崎将氏も、この“逆メンター”の1人。「私が会話させていただいている経営層の方も、もともと生成AIへの関心が強く、複数のAIモデルを使い分けるメリットをお伝えすると、すぐに試されていました」と振り返る黒崎氏の言葉からも、勉強会を通じてQT-GenAIが自然に浸透していった様子が伝わってくる。
QT-GenAIによる業務改善や効率化の成果も着実に現れている。「Gemini、GPT、Claudeなど、同一プラットフォームで複数のAIモデルを利用できる点も、QT-GenAIの際立った特長。技術調査に際しても、調査手順やサービスの特長など、複数モデルを活用しながら“精度”を見極めています。すぐ近くに、頼れる相談相手が何人もいる感覚です。毎月アップデートされており、モデルの内容も常に最新の状態。これも見逃せないメリットですね」と、黒崎氏。
一方、吉田氏はRAGの活用(自社データ利活用)について、「会議体や各部門の規定・マニュアル等の特定領域に対するRAGを容易に実現できるため、各部門へのヨコ展開で一定の改善効果が見込めます」と話す。2025年8月に経理部門からDX推進本部に加わり、全社のBIツール活用推進を担当する橋本高弘氏も、「同じプロンプトでもモデルごとに回答に個性が出るので、うまく活用しながら業務の精度を高めています」と語り、日常業務での活用を進めている。

テクニカルソリューション統括本部
DX推進本部
デジタルエンジニアグループ
黒崎 将 氏

QT-GenAIがDXの起爆剤となるよう、
よりきめ細かな定着支援に期待
2026年2月現在、職員のAI利用回数はQT-GenAI 導入後の半年間で3~4倍以上増え、利用率も10%から35%に。
QT-GenAIの使い勝手の良さも、利用率向上に一役買っているだろう。「市では2027年度までに職員の利用率を90%に引き上げる目標を掲げています。

テクニカルソリューション統括本部
DX推進本部
デジタルエンジニアグループ
橋本 高弘 氏
QT-GenAIの導入は、経営層から現場まで幅広い層に変化をもたらし、同社のデジタル活用を一段押し上げる契機となったようだ。取材の最後に、QTnetに今後どのようなサポートを求めたいか、浅田氏に伺った。「生成AIは導入して終わりではなく、使い続けてこそ価値が高まります。今後はよりきめ細かな定着支援に期待しています」。生成AIを“使える仕組み”として社内に根付かせるQTnetの伴走支援体制にも力を得て、同社のデジタル技術を活用した取組みは、今後さらに進展していくことが期待される。
毎月発行「アップデート情報」が
言葉を超えて伝えてくれるもの
生成AI技術は日々急速に進化を重ねており、すべての生成AIサービス事業者に最新技術への即座の対応が強く求められている。その点、QT-GenAIのアップデートを毎月実施するなど、QTnetの対応は申し分ない速さであり、導入早々にして厚い信頼を得ているようだ。「QTnetさんが毎月、管理者を通じて届けてくださるアップデート情報を、みんな楽しみにしています」と、橋本氏。
「仕様変更や追加機能がコミック形式で整理されていて、テキストだけの説明よりも理解しやすく、要点がすぐに分かります。私はエンドユーザーの立場なので、QTnetと直接の接点はありませんが、伴走支援に徹していることが感じられます」(橋本氏)

成長期真っ盛りのQT-GenAIは現場の声で進化を続ける
生成AIサービスは成長途上のプロダクトであり、セキュリティ技術の変化やLLMモデルの進化に即応した仕様改良や新機能開発が欠かせない。そのため、QTnetでは、導入企業の要望を起点とした改善と、最新トレンドの取り込みを両立させ、優先順位の高いものから順次アップデートに反映させている。2026年春にも、同社をはじめユーザーから求められていたRAG機能に関するアップデートを実装したばかりだ。
導入を決めた理由
フルスタックのAIソリューション
高セキュリティとマルチAIモデルが際立つ「QT-GenAI」

九州電力が選んだ「QT-GenAI」。電力会社ならではの厳格なセキュリティポリシーに適合する堅牢なセキュリティ機能に加え、複数のAIモデルの利用やRAG機能、実装/伴走支援体制に至るまで、全社的なDX推進に資するフルスタックの実力が高く評価され、検証を通じてその有効性が確認されている。
「QT-GenAI」が選ばれる3つのポイント
- インフラのプロが提供する高度なセキュリティ
他社の影響を排除した占有環境(シングルテナント)での構築であり、入力データはAI学習に一切利用されず、フィルタリング機能により不適切な利用を未然防止。回線事業者として閉域接続メニューも一気通貫で提供可能です。 - 業界の最新技術を常にアップデート
Gemini、GPT、Claudeの最新モデルに対応。テキストだけでなく画像、動画、音声入力にも対応したマルチモーダルに加え、画像生成やAIがタスクを自動遂行するAIエージェントを実装し、業務の生産性を最大化します。 - 簡単操作&充実のサポートで定着を促進
40種以上のプロンプトテンプレートをはじめ、利用しやすいUI/UXを徹底追求。またガイドライン作成支援やハンズオン研修など、サービスと人の双方からアプローチする伴走支援で、AIが当たり前に使われる組織文化を醸成します。

九州電力株式会社 さま
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