長崎文化放送株式会社 さま

コストも人材も節約!
進化を続ける「セキュリティアプライアンス」の今。
高速なスループットを誇る深紅の筐体に、セキュリティ専門ベンダーが開発した最新ソフトをOEMにより実装することで、高い機能とコストパフォーマンスを実現した「ウォッチガード」シリーズ。
セキュリティへの意識がもっとも高い放送業界に、この製品を自信を持ってお勧めした事例にご注目ください。
※組織名他役職等については、2014年9月の取材時におけるものです。
マスコミのセキュリティ対策でも活躍し始めた統合脅威管理アプライアンス

宮﨑 直樹様
ファイアウォールの交換時期が迫っていた2013年3月、韓国で放送局などを標的にした大規模なサイバー攻撃が起きました。これは決して対岸の火事ではありません。ことある毎に情報漏洩のニュースを報道し、セキュリティ対策の大切さをアピールしているマスコミの一員だけに、万全の対策を講じなければならないと、このとき改めて実感させられました。
前回の導入から情報セキュリティの世界もずいぶんと様変わりしています。まずは情報収集から始め、現在ではファイアウォールとVPN機能をベースに、アンチウイルスや不正侵入防御など複数のセキュリティ機能を一つの製品としてパッケージ化したUTM(統合脅威管理アプライアンス)が主流になりつつあることを知りました。
一台に様々な機能を詰め込んだUTMなら、設定をはじめとした導入作業も容易で、その後のアップデートやメンテナンスといった管理も効率的に行えます。導入コストもその後の人的なコストも、できる限り抑えたいと考えていた当社にとってはまさに最適のシステムでした。
こうして基本方針が決定し、これまで放送用機材の導入などでお付き合いのあった数社の取引先にご提案をお願いしました。そのうちの一社が、放送用の通信回線や非常用の衛星携帯電話などでお付き合いのあったQTnetさんだったのです。
高機能と低コスト、相反する要望を両立させたQTnetの提案

これまで以上に堅牢なセキュリティ体制の確立はもちろんですが、ここだけに大きなマンパワーを割くことのできない当社としては、誰にでも操作できる使い勝手の良さも選定基準の一つでした。他にもスループットの問題など細かい要望もお伝えしましたが、いちばん期待していたのは、こうした高い機能性を納得のいくコストで実現してくれるコストパフォーマンスの高さだったのです。
その期待に応えてくれたのがQTnetさんでした。同社が提案してくれたのは米国製UTM「ウォッチガード」を核としたシステムです。期待以上の機能を予想以下のコストで実現してくれる製品自体の魅力もさることながら、あらかじめ二つの回線を備えておくことで通信の信頼性を高めるプランは、通信会社の実績を踏まえた提案だけに説得力のあるものでした。さらに万が一システムがダウンした場合を想定し、古いファイアウォールを即時稼働できる体制を確保しておくという細やかな配慮にも好感を持ちました。
セキュリティの可視化で業務を効率的に。放送と通信が融合するなかで高まる期待

設置に1日、その後の細かいチューニングに約2ヵ月と、導入はスムーズに運びました。事前にQTnetさんが用意してくれたヒアリングシートをもとに、課題となりそうなポイントを共有していたことが良かったのかも知れません。
本格稼働から約1年、使い始めて改めて操作性の良さを実感しています。セキュリティの現状を「見える化」してくれるレポートも標準で用意されていますので、ネットワークのセキュリティ状態も容易につかめます。将来、運用作業が私の手を離れることがあっても、きっと引き継ぎはスムーズに運ぶと思っています。
コストパフォーマンスに秀でた提案、スムーズな導入支援、そして細やかなサポートと、QTnetさんの仕事を間近で拝見するたびに信頼は深まってきました。放送と通信は今後ますます融合していくでしょうから、協業できる部分も増えてくると思います。こうした意味でも、これからのQTnetさんの提案に期待しています。

提案のPoint!
- UTMの導入でセキュリティ性能を大幅に強化。
- 高い性能と低コストで最大限の費用対効果。
- インターネット回線を異キャリアで冗長化することで信頼性の高いネットワークを構築。
- 豊富なレポート機能でセキュリティの「見える化」を実現。

担当者からのメッセージ
営業担当 木野本 美直
ご担当の宮﨑様は、情報部門の専任担当者ではないにも関わらず本当に勉強熱心で、打合せの際にも製品に対するご質問も的を射たものばかりでした。お忙しい宮﨑様のためにも、打合せには資料を多数準備し、できる限りその場でご質問にお答えできるよう心がけました。またシステムの提案の際にも、運用の負担をできるだけ軽くする機器を選びました。このような取り組みをご評価いただいたことに感謝しています。
導入サービス
長崎文化放送株式会社

長崎市茂里町3-2
[TEL] 095-843-7000
[URL] http://www.ncctv.co.jp
1990年4月1日 長崎県で3番目の民放テレビ局として開局。市内北部「浦上駅」前に本社を置く。テレビ朝日系列として同系列の番組および「nccニュース」「トコトン・サタデー」「はなきん」など自社制作番組を放映中。開局25年目を迎える2015年4月1日に向けて、2014年度には25周年記念特別番組やイベントなどが多数企画されている。