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福岡ひびき信用金庫 さま

導入サービス
  • Zscaler ZIA・ZPA

ゼロトラスト型セキュリティを志向し、Zscaler ZIA・ZPAを導入。
職員にも顧客にも、より価値あるDX体験を届けられる基盤が整った。

 福岡県北九州市に本店を置く、福岡ひびき信用金庫。
1924年(大正13年)の創業以来、約100年にわたって、福岡県下全域、山口県下関市、大分県中津市を事業エリアとして、地域の経済と暮らしを支えてきた。
早くから内製による先進ITインフラの構築・運用に意欲的で、2022年にはネットワークセキュリティを従来の境界型からゼロトラスト型へと刷新すべく、拡張性の高いクラウドセキュリティプラットフォーム「Zscaler ZIA・ZPA」を導入。管理運用負担が大きく軽減するなど、目覚ましい効果が現れ始めている。

導入の背景

クラウドへの段階的な移行に伴い、セキュリティ環境の刷新が課題に

 福岡ひびき信用金庫は、響灘に面した北九州市と下関市を中心に、福岡、山口、大分の3県に事業エリアを有する地域密着型の金融機関で、2024年に創業100周年を迎える。
地域経済を長年にわたって支え続けた存在感は大きく、近年では中小企業のビジネスマッチングや事業再生等の支援実績も目立つ。先進ITインフラの利活用にも早い段階から積極的で、構築・運用を外部に一任せず、自社で内製化している点が特徴的だ。データ管理から業務系システムの選定・開発、セキュリティ環境の整備まで、ITインフラの全体最適を内製にて実現してきた経緯がある。

福岡ひびき信用金庫 システム部 部長 吉田 篤史 氏
福岡ひびき信用金庫 システム部 部長 吉田 篤史 氏

ただ近年では、段階的なクラウド移行に伴い、セキュリティ関連の管理運用業務が増加し、課題となっていた。その背景について、内製体制を一手に担うシステム部部長・吉田篤史氏は次のように説明する。
 「従来、ネットワークセキュリティに関してはUTM(統合脅威管理)を導入し、バージョンアップの設定や脆弱性への対応など、メンテナンスを含めて社内で対処していました。しかしここ数年、金庫内業務全般にMicrosoft365を利用するなど、クラウドシフトを積極的に進めてきた結果、管理対応が急増し、システム部内の対応キャパが限界に近づいていました。
とはいえ、今後はさらにクラウドの活用を進めていく必要があり、クラウドに強い新たなセキュリティインフラの導入検討を始めていた2022年夏に、QTnetさんからZscalerによるソリューションのご提案をいただき、今回の施策につながりました」

福岡ひびき信用金庫では、ITインフラの構築・運用を自社で手掛ける「自前主義」を徹底している。実務を担うシステム部は総勢11名
福岡ひびき信用金庫では、ITインフラの構築・運用を自社で手掛ける「自前主義」を徹底している。実務を担うシステム部は総勢11名

導入を決めた理由

「Zscaler ZIA・ZPA」の導入により運用負担軽減と生産性向上を実現

 Zscalerはクラウドベースのゼロトラスト型セキュリティプラットフォームで、ZIA(Zscaler Internet Access)とZPA(Zscaler Private Access)という2つの主要機能を通じてプロキシとリモートアクセスを一元的に管理できる点に特長がある。ファイアウォールやURLフィルタリングといった基本的なセキュリティ機能をワンストップで実現できることに加え、サンドボックスやCASB、DLP、ブラウザ分離、IoT保護など、アドバンスなニーズを見据えた幅広い拡張性も兼ね備えている。
また独自の特許技術を用いた高速処理により、低遅延で快適な操作性を実現。何より、自動アップデートが随時行われるため、システム管理者の運用負荷軽減に直結する点が、システム部のニーズにフィットした。

 Zscalerの導入にはネットワーク構成やセキュリティ構成の抜本的な再構築を伴うため、検討段階で活発な議論が行われたが、クラウドファースト時代を先取りする先行投資という積極的な評価も得て、2022年11月、全職員をカバーする700 IDでの導入が決定した。

 「導入効果は絶大です」と、吉田氏は胸を張る。
「まず、UTM時代のような運用対応業務がほぼ一掃されたこと。また金庫全体で閉域網の専用回線による接続を行っていたため、SIMのパケット量に制限があり、接続を制限せざるを得ない端末も多かったのですが、そうした問題も解消されました。Zscalerと紐づけたシステムでは専用線が不要になるなど、コスト削減効果も見逃せません」(吉田氏)
そのほか、ZscalerはMicrosoft365と親和性が高く、従来は手動で対応していたホワイトリストの作成が自動化されるなど、省力化の例は枚挙にいとまがないという。

福岡ひびき信用金庫 システム部 調査役 宮地 真之 氏
福岡ひびき信用金庫 システム部 調査役 宮地 真之 氏

 吉田氏と二人三脚でZscalerの導入を担ったシステム部調査役・宮地真之氏も、「リモート勤務の際など、従来のVDI(仮想デスクトップ)端末に比べて処理速度が格段に速く、快適そのものです。職員の受け止め方も同様で、ある営業職員は、地図アプリの動きが信じられないほど速くなった!と喜んでいました」と、導入効果を笑顔で紹介する。
 なおシステム部では、かねてから境界型からゼロトラスト型へのセキュリティ環境の刷新を模索していた背景があり、その観点からも、Zscalerの導入が大きな一歩となったことは間違いない。

「導入決定後の環境構築段階でも、独自仕様で容易に解決できない事象が発生した際には、QTnetさんに折に触れて相談に乗っていただきました。
QTnetさんとは以前から、QTPRO VLANの構築など、ネットワーク案件を中心にお付き合いがありますが、今回の一連の取り組みで、信頼感がいっそう深まりました」(吉田氏)

導入サービス
導入サービス

「Zscaler ZIA・ZPA」の導入により運用負担軽減と生産性向上を実現

Zscaler導入後、社給デバイス(PC、タブレット、スマホ)の処理速度が劇的に改善され、生産性向上に大きく貢献。営業など渉外職にも好評だ
Zscaler導入後、社給デバイス(PC、タブレット、スマホ)の処理速度が劇的に改善され、生産性向上に大きく貢献。営業など渉外職にも好評だ

 最後に、今回の施策がもたらす対顧客視点での可能性について、吉田氏に伺った。
 「今や誰でも気軽にZoomで会話し、生成AIを利用する時代ですが、お客さまとインターネットでダイレクトにつながるチャネル構築に関しては、当金庫は道半ば。信金の持ち味は何といっても顧客密着、Face to Faceのきめ細かな対応力にあります。今後はデジタルチャネルの充実に力を入れ、Face to Faceの強みを活かした新しいサービスを通じて、お客さまにも価値あるDX体験をお届けしたいと考えています」
福岡ひびき信用金庫が1世紀にわたって蓄積してきたFace to Faceコミュニケーションの知見と、Zscalerを含めた先進ITとの接点から、どんな新サービスが立ち現れるのか。期待を込めて注視したい。

サービス概要

クラウド化の進展を背景に「Zscaler ZIA・ZPA」を選択

 ITインフラの全体最適をにらみ、情報システムやネットワーク環境の内製体制を堅持する福岡ひびき信用金庫。
クラウド化の段階的な進展に伴うシステム部内の管理業務増大に際し、短期的には内製の負荷軽減と全支店を含めた金庫内の生産性向上、長期的にはクラウドファースト時代に先駆けたゼロトラストの実現を視野に、世界的なクラウドセキュリティプラットフォームである「Zscaler ZIA・ZPA」を導入した。
導入に際してはQTnetとZscalerが緊密に連携し、提案段階の導入支援から初期設定、環境構築、導入後のアフターフォローに至るまで、トータルなサポート体制を貫いている。

QTnetの「伴走力」が生んだ導入時のレクチャー会

 「地元九州に根差し、回線基盤構築の案件でその誠実な仕事ぶりが印象的だったQTnetさんが伴走してくれるからこそ、安心してお任せできた面はありますね」と、吉田氏は振り返る。導入に際しての環境設定の段階でも、信頼を深める場面があったという。
「勝手知ったるUTM等とは異なり、ゼロトラスト思想に基づく、これまでにない細かな設定だったり、システムの接続方式が部内で誰もやったことがないGRE接続だったりと、導入に際しては何度か壁にぶつかり、代理店さんのサポートが十分に受けられない緊急事態も多々ありました。そんな時、QTnetの担当者さんに相談すると、環境設定には直接の責任がない立場にもかかわらず、毎回迅速に対応してくれました」(吉田氏)。

本格稼働を前に設定作業が佳境を迎えた2022年7月、QTnetの肝いりで実施された「レクチャー会」も印象に残っているという。構築段階こそ外部の力を借りるが、設定以降は自前対応に徹するのが、同金庫の原則。「QTnetさんが相談対応の場を設定されたのも、当社の方針を前々からよく理解されていたからだと思います」(吉田氏)
 金庫内のITインフラはまだまだオンプレ主体で、クラウド対応は緒に就いたばかり。吉田氏をはじめ、システム部の皆さんがQTnetに相談を持ちかける場面も、今まで以上に増えそうだ。

「QTnet×Zscaler」のソリューション提案 3つのポイント

  • ネットワークとセキュリティをワンストップで
    QTnetの通信事業者ならではのネットワークに精通した提案力と、Zscalerが磨いた世界標準のセキュリティを掛け合わせることで、全方位に配慮を尽くしたトータルなセキュリティ環境を構築します。

  • 自社運用の知見を活かしたベストプラクティス
    QTnet自身がZscalerを導入し、ゼロトラスト型セキュリティ環境の構築を進めています。その知見と経験をフルに活かし、実践的な提案につなげます。

  • 九州で培った地域密着の伴走型支援
    QTnetのソリューションは導入がスタートライン。機能の追加からメンテナンス、不具合対応まで、お客さまに寄り添いきめ細かな対応をします。

導入サービス

  •    Zscaler ZIA・ZPA

福岡ひびき信用金庫 さま

所在地
〒899-7303 福岡県北九州市八幡東区尾倉2-8-1
従業員数
557人(2023年3月時点)